借金返済ができない…なんとかなる?どうにかなる?借金問題は放置NG!早めに解決して
「借金なんてなんとかなる」「借金の返済が遅れてもどうにかなる」と考えている人が多いですよね。しかし、そのような考えを持っている人はかなり危険です。最悪の場合、家庭が崩壊する可能性があるので早めに借金問題を解決する必要があります。
そこで今回は、借金があってもなんとかなるという甘い考えが危険である理由を詳しく紹介します。借金を完済して借金地獄から抜け出す方法も紹介するので、借金に苦しんでいる人はぜひ参考にしてください。
次のような考えをしたことがある方は要チェックです。
- 借金が膨らんできたけど、まだなんとかなるよね?
- 借金っていくらからやばい?借金100万なら大したことない?
- 借金まみれで生活できない状況だけど、なんとかなる方法はある?
詳しく解説します。
Contents
- なんとかなる借金となんともならない借金がある!危険な借金を見分けるポイント
- 収支と支出のバランスが合っているかどうか
- 借金総額が年収の3分の1を超えていないかどうか
- ギャンブルや返済のための借金は危険
- 借入先が複数だと金銭感覚が麻痺しやすい
- 支払い期日が守れていない借金は早期対処が必要
- 「借金くらいなんとかなる」の先にある現実とは?借金は甘くない
- 借金をすることに慣れて借金が膨れる
- 支払いが遅れて遅延損害金が発生する
- 支払いが遅れて取り立てや催促に追われる
- ブラックリストへの掲載・差し押さえが行われる
- 借金問題の解決法は4つ!返済に困っているなら債務整理がおすすめ
- 家計を見直す
- 低金利のカードローンに乗り換える
- おまとめローンを利用する
- 債務整理を利用する
- 債務整理は4種類!それぞれのメリットとデメリットを徹底解説
- 任意整理とは?債権者と交渉して借金を減額する手続き
- 個人再生とは?裁判所に相談して借金を大幅に減額してもらう手続き
- 自己破産とは?裁判所に申し立てて借金をゼロにしてもらう手続き
- 特定調停とは?簡易裁判所が仲介役になり借金を減額する手続き
- まとめ
なんとかなる借金となんともならない借金がある!危険な借金を見分けるポイント
ここからは、なんとなる借金と危険な借金を見分けるポイントを紹介します。なんとかなる借金はあまり心配ありませんが、中には生活に影響しかねない危険な借金があります。危険な借金を放っておくと生活がままならなくなったり、人間関係が破綻したりする可能性が高いです。2つの借金を見分けるポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
収支と支出のバランスが合っているかどうか
借金をしているときは、定期的に収支と支出のバランスが合っているかどうかを確かめましょう。借金問題を早く解決するためにも、自分がしている借金の状況を把握する必要があります。収支と支出のバランスが合っていないと、借金が増えて生活に負担がかかってしまいます。
もし借金に関する不安を抱えている場合は、収支と支出のバランスが合っているかどうかを確かめるのがおすすめです。同じ収入だとしても生活環境や世帯人数によって必要な支出は変わるので、一度冷静になるためにも収支と支出のバランスを見直しましょう。
借金総額が年収の3分の1を超えていないかどうか
借金を抱えているときは、借金総額が年収の3分の1を超えていないかどうかを確かめましょう。一般的に借金総額が年収の3分の1を超えていると、危険な借金と言われています。返済能力がないとされるからです。返済ができない人に貸金業者はお金をかしてはいけないというラインが「年収の1/3」つまり、ここを超えていると返済できなくなる可能性があると認識してください。
必要な支出を削っても借金が負担になる可能性が高いので、借入額や利息を見直すのがおすすめです。
借金総額が年収の3分の1を超えていなくても生活が苦しい場合は、危険な借金の可能性があります。必要最低限の支出に抑えているのに生活が苦しい場合は危険なので、できるだけ早めに対処しましょう。無料相談を行っているなら利用しやすいので、一度利用してみるのがおすすめです。
ギャンブルや返済のための借金は危険
借金をしている理由がギャンブルに使うための場合は危険です。ギャンブルやパチンコは依存性が高いので、一度借り入れると何度も借り入れてしまう可能性が高いです。ギャンブル依存症になると家庭が崩壊する可能性もあるので、早めに対処した方がよいでしょう。
借金をしている理由が借金を返すための場合も注意が必要です。借金を返すために借金をすると、その1回は返せますが、利子が膨らむので次回の支払いが厳しくなります。複数から借り入れていると余計に苦しくなってしまうので、借金返済が目的の場合は早めに対処しましょう。
借入先が複数だと金銭感覚が麻痺しやすい
借入先が複数あると、一つの会社から借りている場合より金銭感覚が麻痺しやすいので注意が必要です。一つの会社か100万円の借金をしているのと、複数の会社からそれぞれ30万円を借りているのでは心の持ちようが変わります。複数あるとどうしても金銭感覚が麻痺しやすいので、改めて自分の借金総額を確認しましょう。
支払い期日が守れていない借金は早期対処が必要
支払い期日が守れていない場合は、生活に大きな負担がかかりかねない危険な借金なので早期対処が必要です。支払い期日が守れない状態が続くと、取り立てや催促に悩まされたりブラックリストに掲載される可能性があります。支払い期限をすぎると遅延損害金が発生するケースもあるので注意しましょう。
「借金くらいなんとかなる」の先にある現実とは?借金は甘くない
ここからは、「借金くらいなんとかなる」の先にある現実を紹介します。「お金が入ればいつでも返せるだろう」と甘く考えていると、いつの間にか借金が膨らんで大変なことになります。繰り上げ返済に期待を込めていると、急な出費が必要になり繰り上げ返済する余裕がなくなる場合も多いです。慎重に考えて借金をしないと後悔する可能性が高いので注意しましょう。
借金をすることに慣れて借金が膨れる
「借金くらいなんとかなる」と借金をすることに慣れてしまうと危険です。気づかない間に借金が膨れ上がり、気づいた時には手に負えない状況になっている場合もあります。「ボーナスが出たときに返せばいいや」という考えも危険なので、甘い考えを持っている人は今すぐ捨てるべきです。
支払いが遅れて遅延損害金が発生する
一般的に借金の返済が遅れると遅延損害金が発生します。返済が遅れた日数分の遅延損害金がプラスされるので、より借金の負担が増えてしまいます。借入金利が18%なのに対し、遅延利率は20%と高めに設定されています。
ただでさえ借金の返済が遅れているのに、遅延損害金が加算されるとますます困ってしまうはずです。
しかし、一度返済が遅れると滞納に抵抗を感じにくくなる人も多いのが現状です。滞納に慣れてもメリットはないので、1回でも返済が遅れることのないように注意しましょう。
支払いが遅れて取り立てや催促に追われる
借金の返済が遅れると、債権者からの取り立てや催促に追われます。債権者から返済に関する連絡が来るはずなので、遅れそうな場合は具体的な理由を述べてスケジュールの見直しをしましょう。なお、返済できるあてがないからといって債権者からの連絡を無視するのは危険です。
債権者からの連絡を無視し続けると、借金の一括返金を求められる可能性があります。そのタイミングでも返済できないと、訴訟に発展して裁判所から通告書が届くケースもあります。借金が返済できないからといって逃げ続けても良いことはないので、早めのうちから対処するのがおすすめです。
ブラックリストへの掲載・差し押さえが行われる
借金の返済が遅れるようになってから期間が経つと、ブラックリストに掲載される場合があります。金融機関は借り入れの審査時にブラックリストをチェックするので、掲載されていると新たな借り入れを受けられない場合があります。
クレジットカードの審査が通らなかったり、ローンが組めなくなったりする場合もあります。分割払いの許可が下りなくなる場合もあるので、社会的な信用を失わないためにも借金の期限は守りましょう。なお、裁判所からの連絡を無視すると、給与や銀行口座を差し押さえられる可能性もあります。
借金問題の解決法は4つ!返済に困っているなら債務整理がおすすめ
ここからは、借金の返済が滞っている状態を打破するために有効な方法を紹介します。借金の返済ができない状態を続けていても、催促が強まったり遅延損害金がかさんだりして良いことはありません。最悪の場合、家庭が崩壊する可能性もあるので、借金に困っている場合は早めに対処するのがおすすめです。
家計を見直す
借金の返済に悩んでいる場合は、まず家計を見直すのがおすすめです。電気会社やガス会社を変えたり、スマホのプランを変えたりすると支出を浮かせられる場合があります。一つの節約効果は微力でも、まとめると数万円単位の支出を減らすことも可能です。見直すと削れる固定費が見えてくる場合が多いので、借金の返済に困っている場合は一度家計を見直しましょう。
低金利のカードローンに乗り換える
借金が返済できなくて困ってる場合は、低金利のカードローンに乗り換えるのもおすすめです。一般的に、消費者金融より銀行のカードローンの方が低金利で済みます。金利が低ければその分の利息を軽減できるので、借金の負担が少し軽くなります。もし借入額が大きすぎて審査に通らなかった場合は、債務整理を検討するのがおすすめです。
おまとめローンを利用する
複数社からの借金の返済に苦しんでいる場合は、おまとめローンを活用するのもおすすめです。複数ある借入先を1社にまとめることができるおまとめローン。返済先が1社になれば利子が大幅に減ります。月に何度も返済日が訪れることもないので、返済に追われるストレスも大幅に軽減できます。
債務整理を利用する
借金の返済ができなくて悩んでいる場合は、債務整理を検討するのがおすすめです。債務整理を利用すると、借金を減額できたり利子を大幅にカットできたりします。中には借金をチャラにできる債務整理もあるので、多額の借金があるからといってあきらめるのは早いです。悩んでいる場合は、弁護士や司法書士に相談しましょう。
債務整理は4種類!それぞれのメリットとデメリットを徹底解説
ここからは、4種類ある債務整理の特徴を紹介します。「債務整理」という言葉だけ聞くと難しそうに感じますが、弁護士に相談すれば迷う心配はありません。以下ではそれぞれのメリットやデメリットも紹介するので、借金が返済できなくて苦しんでいる人はぜひ参考にしてください。
任意整理とは?債権者と交渉して借金を減額する手続き
債権者と交渉をして借金を減額してもらう手続きである任意整理。遅延損害金や利息をカットしてもらう場合が多いですが、返済期日を伸ばしてもらえるケースもあります。借金が全額チャラになるわけではありませんが、手続き中に財産が没収されたり職業制限がかかったりする心配がないので利用しやすいです。
個人再生とは?裁判所に相談して借金を大幅に減額してもらう手続き
裁判所に相談して借金を大幅に減額してもらう手続きである個人再生。借金の理由に関係なく大幅に減額してもらえるので、多額の借金を抱えて苦しんでいる人におすすめです。任意整理より手続きが面倒なのがデメリットですが、職業制限や財産の処分がないので自己破産よりは利用しやすいです。
自己破産とは?裁判所に申し立てて借金をゼロにしてもらう手続き
裁判所に申し立てて借金をゼロにしてもらう手続きである自己破産。どれだけ多額の借金があってもゼロにしてもらえるので、借金を払える見込みが全くない人におすすめです。しかし、自己破産の手続き中は資格や職業に制限が付きます。必要最低限の財産以外も残せないので、慎重に検討する必要があります。
特定調停とは?簡易裁判所が仲介役になり借金を減額する手続き
簡易裁判所が仲介役になり借金を減額する手続きである特定調停。任意整理と似ていますが、特定調停は自分だけで手続きを進めていけます。司法書士や弁護士に費用を払う必要がないため、できるだけ費用をかけたくない人におすすめです。しかし、手続きや書類作成などを全て自分で行わなければならないので、他の手続きに比べて手間がかかります。
まとめ
今回は、借金に関する悩みを解決する方法を紹介しました。「借金なんてなんとかなる」と甘い気持ちでいると、返済できない額に膨れあがってしまう可能性があるので危険です。債権者からの連絡を無視し続けると裁判になる可能性もあるため、悩みを抱えている場合は債務整理を活用するのがおすすめです。無料相談を行っている弁護士事務所もあるので、ぜひ気軽に相談してください。